小諸・佐久穂・研修旅行

2018年6月6日、所属団体の研修旅行で、小諸・佐久穂・方面に出かけました。
蚕種蔵や氷風穴/温風穴、そして黒沢鷹次郎や製糸業ゆかりの人々の住宅や墓、工女さんの墓のお参りや見学をしました。黒沢鷹次郎といえば、明治10年の第十九国立銀行の設立に参加、明治20年からは頭取を務め、諏訪倉庫の創業もした人です。
第十九国立銀行は、昭和6年の「一県一行政策」により第六三国立銀行と合併して八二銀行になりました。
明治14年頃までに第十九国立銀行を含め4銀行の出張所が岡谷/下諏訪にありました。初期の頃はまだ製糸業に対する投資は危険視されていたのですが、明治20年に黒沢が頭取になると製糸金融を本格的に始め、製糸業の発展に大きく寄与しました。製糸業との深いつながりを物語るかのように黒沢一族の墓には、あの片倉から黒沢家に嫁に行った女性の墓もありました。
製糸工場の屋号の入った3基の工女さんの墓は、自分の働いていた工場を見下ろす高台にひっそりと苔むしてありました。みな若い人だそうです。ガイドさんに促されて線香を手向けお参りをしました。
工女さんのお墓についてはまたいつか・・・。    K・M記