岩科学校

2020年3月15日、伊豆松崎にある重要文化財、岩科学校に行って来ました。
1880年(明治13年9月)に出来た、伊豆地方では最古の小学校だそうです。
当時の総工費2630円66銭の4割余りを住民の寄付で賄ったのだそうです。
明治時代、「国を近代化させる為には人材だ!」「それには教育だ!」という訳で各地に学校が出来ました。それにしても、総工費の4割余りを寄付で賄うとは松崎という町の経済力と住民の意気込みがわかる。港があり廻船業も栄えていただろう。明治時代の全国の各地と同様に製糸業も始まっていた。
各所に大きな歪みを残しながらも、皆が上を向いて歩んで行った明治時代のエネルギーをここにも感じる事ができます。
中に入ると「答案用紙」を渡された。中を見学して説明をよく読めば分かる事柄ばかりが設問されている。面白い試みだと思います。当時の服装をした人形を置いて、教室や職員室が再現されている。(ちょっと緊張する。)小さな子供の子守りをしながら学校に通っていた子供もいたことが分かる。
二階の和室にはご当地・入江長八の漆喰鏝絵による鶴の作品が施されていた。当地にあった「松崎製糸場」の様子や、シルク一反を織るのに必要な繭をならべたコーナーもあった。
一回りして分かったのだが、こちらの岩科学校はなんと我信州、松本の重要文化財、旧開智学校と姉妹館なのだそうだ。そういえば正面バルコニー辺りの雰囲気が似ていなくもない。
え?答案の結果?もちろん100点です。60点以上取れると、敷地内に移築してある旧岩科村役場を利用した開化亭という売店でおまけをしてもらえる仕組みです。
外に出て改めて周りを見る。隣に現代の岩科小学校があったが子供達の姿は見えない。2007年に松崎小学校へ統合されて廃校になっていた。

現在の少子化の波がここにも・・・。          K・M記